公務員を目指す皆様へ

小学生に「将来何になりたい?」と尋ねれば「公務員!」と即答され、大人達は幾分複雑な表情を浮かべる、そんなシーンは時代を問わぬ身近な世代間のコミュニケーションの一場面に他なりません。おそらく周囲の大人達が囁き合う、公務員のメリットを羨むような会話を耳にするうち、自分達なりの解釈でそうした考えを培っているのでしょう。こうした子供達が抱く価値感を「堅実で賢い」と捉えるのか、あるいは「夢が無い」と嘆くのか、この辺りは判断が分かれるところです。

それでも現実として、毎回圧倒的な高倍率が続く公務員試験に挑む人達は、その数を減少させる気配すらありません。現役学生時代から将来の進路を公務員1本に絞り込み、試験対策に勉強を重ねる若者達、あるいは現職から公務員への転職を目標とされ、仕事の合間を縫って対策に講じておられる方々など、志望者はさまざまです。

公務員と言えば「倒産しない安定性」「厚い各種保障」「定年後も収入面が安心」など、いずれも世の中や景気の動向に左右されぬ安心感を魅力に挙げる声が数え切れません。経済社会を数十年間定収入を得続けられる、確約とは言えずとも約束が得られるのであれば、住宅ローンを組むなどの中長期的なライフプランの実践に際しても、不安を殆ど覚える事はなく、それもまた保守的な性格が強い、私達日本人の価値観にマッチしているのでしょう。
ここでは「公務員豆知識」的なお話を、敢えて肩肘張らぬ表現でお伝えしたいと思います。